テクニカル三友で輝くシャインを順にご紹介していきます。
今回登場するのはオクトゥールさん。
※オクトゥールさんは筆者が勝手につけたあだ名です。
外国の方ではありません。
オクトゥールさんが精密板金の世界に入ったのは、「自分の手で」ものをつくりたいという思いからでした。
それから10年、毎日「自分の手で」製品を生み出す喜びを実感しています。
さっそくくわしいお話を聞いてみましょう♪
テクニカル三友に入社する前は何をしていましたか?
建設業界で管理業務をしていました。
自分が建設に携わった建物が残ったり、地図に載ったりするのを魅力に感じて選んだ職業でした。
しかし、実際の作業を行うのは作業員で、私は指示をする立場。
次第に「手に職をつけたい」と思うようになって転職しました。
実際に自分の手でものをつくるようになって、いかがでしたか?
管理するのと実際に作業するのとでは大違いです。
製品ができあがったときの達成感は、自分でつくったほうがはるかに大きいですね。
その代わり難しいこともたくさんありますよ。
曲げ加工では、たとえば何が難しいですか?
角度の調整です。
油圧の調整で角度が変わりますが、材質や板厚でも若干の変化はあります。
私が入社したころは圧ひとつ調整するのにも時間がかかったので、角度出しも時間がかかりました。
曲げる前の調整時間の差は経験の差です。
調整が終わってから曲げるだけの作業はあまり差は出ません。
曲げ加工歴は何年ですか?
10年です。
今は機械の性能がよくなって、初めて曲げに挑戦する人でもできることが多くなりました。
曲げ加工に使用する油圧プレスブレーキの最新機械について、くわしくはこちらの記事をご覧ください↓
それでも、大きい製品や長い製品は角度を出すのが難しいので、角度がきれいに出たときや、お客様から求められた形状が1回でバシッときれいに出たときは、やりがいを感じます。
加工の際に心がけていることは何ですか?
後工程である溶接で作業がしやすいように、正確な仕事を心がけています。
角度が少し違うだけで溶接の溶け込みや仕上がりが変わってしまいます。
つまり私の作業が正確でないと、溶接もしにくくなって、お客様に求められた精度の製品ができないということです。
寸法や角度が重要なので、1回1回きちんと測っています。
オクトゥールさんの実際の作業風景はこちらの動画で見られます↓
建設業界の管理者から、精密板金の曲げ加工職人へと転身したオクトゥールさん。
正確な仕事へのこだわりが共に働く仲間を助け、ひいてはお客様にご満足いただける製品をつくるのにつながっていることがわかりました。
今日も曲げ加工のスペシャリストとして、本社工場と羽島工場の油圧プレスブレーキを自在に操って製品を生み出しています。
あなたには「手に職」がありますか?
「自分の手で」ものをつくる喜びを日々体感できる仕事が、ここにあります。